ヨガの呼吸法を利用しよう

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「弓道の呼吸が理解できない」

「呼吸の意味がヨガで分かる??」

ヨガと弓道は全く違った運動のように思えますが、実はヨガの呼吸法が弓道の呼吸に共通する点が多くあります。今回はヨガの指導歴のある知人から教えていただいた呼吸について共有したいと思います。ヨガについては無知でしたが、聞いて納得!では、みていきましょう。

①ヨガとは?
②呼吸の機能を理解しよう!
③呼吸を使ってみよう!

①ヨガとは??
ヨガのポーズをとることで、運動機能の改善やストレス軽減して生活の質を改善し、体調を向上させることができるエクササイズを目的で実践されることも多いです。
元々は心や身体を鍛えることで精神統一をして輪廻からの解脱を目指す古代インドの宗教的な意味もあったようですね。ヨガの歴史についてはヨガの知識がある人に聞いてくださいね!笑

②呼吸の機能を理解しよう!!
呼吸と言えば肺を浮かべますよね。実は、肺が膨らんだり縮んだりする訳ではありません。身体の中は真空(空気がない)状態で、筋肉で肋骨(ろっこつ)・胸骨(きょうこつ)を開いて隙間に空気が侵入することで、吸うことが出来ます。

骨は筋肉によって動くので、肋骨・胸骨は筋肉の使い方次第で広げたり、閉じたりできます。手(筋肉)でペットボトル(骨)を握ったり戻したりすることで空気(肺の空気)が出入りするイメージを持つと理解しやすいです。

逆に息を吐くときは、筋肉を閉じて真空状態に戻ることで、空気を吐き出します。
動きが小さい原因:胸骨の筋肉が硬い。筋肉が硬いと、骨を動かせず、骨の動きが悪くなって呼吸が浅くなります。
対策:体側(脇腹)をのばしましょう。ラジオ体操にもある手を上げて身体を横に伸ばす運動です。筋肉の柔軟性を高めることで骨の可動域が広がります

③呼吸を使うことで、身体の動きを強化!
(例)重い物を持つときに吸いながらでは力が入らない吐くor止めると力が入る。
(弓道)引分けのとき肩が上がってしまう。
呼吸の原因:息を吸いながら引分けている。吸う動作は上半身の重心が上がりやすいため。
対策:息を吐きながら引分けると肩が下がりやすい。力が足りない人はせめて呼吸を止めてみましょう。

息を吐くことで身体の柔軟性が高まるので、動きが深まりやすくなります。弓道は弓の抵抗力があるため、吐きたいときに吸っている人は一度呼吸をとめて動作すると良いです。が、息を止めると動きの深まりも止まるので呼吸は止めないことが一番ですね!

まとめ
①弓道も呼吸によって理想どおりに身体を動かしやすくなる。
②筋肉に柔軟性を持たせよう。
【吸う】上に伸びる動き
 【吐く】柔軟性をもって内側に力をこめる動き

〈吸う〉上に伸びる動きの例
跪坐から立ち上がる時、打起し
〈吐く〉内側に力をこめたい時の例
立った姿勢から座る時、引分け

立ち姿勢では、吸う息で頭頂を引っ張られてるように背筋を伸ばすし、吐く息で肩を耳から遠ざけるように下げる意識で綺麗な立ち姿を保(たも)てます。
その他にも体配や射法八節に当てはめて考えてみれば上達の手助けになるかもしれませんね!!