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なぜ非正規雇用はここまで増加したのか

働く

今や非正規雇用は労働者全体の約4割にまで増加しているのは周知の事実です。

正規雇用と非正規雇用労働者の推移 厚生労働省HPより

正規雇用もここ最近は少し増えたようですが、それ以上に非正規雇用は増えています。

ここ最近は新卒の就職率も良いようなので正規雇用が微増した一因なのかなと思いました。

企業は人件費を安く抑えたいから非正規雇用にしているのは分かりますが、他にも理由があるのではないかと思っています。

今回は人件費を抑えたいから以外の企業が非正規雇用を増加させる背景をまとめてみました。

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中高年正社員の雇用を守るため

この25年の間に、少子化で労働人口が減少しているにも関わらず就労者は10%も増えています(3,206万人→3,535万人)。労働市場全体のパイが増えたので、正社員を非正規に置き換える必要はなく増加分が非正規で埋められていったことが分かります。

バブル崩壊で、大企業が破綻し、「リストラ」が話題になった時代でも、日本全体としては、日本企業内で、すでに正社員だった人たちの長期雇用慣行は温存されていたのです。

平成の日本の労働市場は若者特に男性の雇用を破壊することで、中高年(団塊の世代)の雇用が守られたのです。

労働者自体は増加したが、正社員の雇用を過剰に守ったため増加分が非正規で埋められたのが原因の一つらしいです。

やはり正規雇用自体のパイは減っていると感じます。

あと個人的には企業の人件費の枠組みがかなり固定化しているんじゃないかと思っています。

柔軟に変化させても良い気がしますが面倒なのでしょうか。

正社員の雇用を過剰に守ると企業の人件費の枠はかなり埋まってしまうので残り少ない人件費の枠を多くの非正規で埋めているのでは?と思ってしまいます。

株主がグローバル化し力を持ったから

年収1000万円でも…会社員の「手取り」が増えない日本の実態

この記事に給料が上がらない1つの原因として

グローバル化する株主圧力

と書かれており、各上場企業は株主の要求に応えて、より多くの配当を出すことを求められているようです。

グローバル化する株主とは株主が外国籍の企業などが増えたという事だと思います。

より多くの配当金を要求するということは真っ先に人件費を削って配当金に回した方が手っ取り早いのだと思います。

手っ取り早く収益を出すには人件費を削れば良いと言われていますし。

 

通称「ハゲタカファンド」と呼ばれる投資会社が経営危機の企業の未公開株を買って株主になり、企業の再建を後押ししたりしてますがその投資会社は外資系の場合もあります。

「株式会社とはお客様だけではなく株主様ために働いている」と以前会社で言われたことがありますが、金を出す=口を出すなので納得してしまいました。

世界の企業と競合するため

これもグローバル化ということですが、

日本型雇用という終身雇用や年功序列賃金は高度経済成長期には機能していたのでそれで良かったのです。

しかし、バブル崩壊後は不景気でそれが通用しなくなり、リストラする企業が増えました。

不景気な上、日本型雇用で人件費を圧迫し、雇用の流動化もしない、転職もしにくい日本企業はジョブ型雇用で専門職の集まりで成り立ち、解雇されても転職が容易で経済成長し続ける海外の企業に負け続けることになります。

それで日本企業は解雇が容易な非正規雇用を増やしたという訳です。

今後も日本は時間をかけて非正規雇用をじわじわと増やし、最終的には管理職以外は契約社員などの非正規雇用になるとまで言われています。

↑この本に雇用に関することやいろんな職場の正規雇用、非正規雇用の実態が詳しく書かれています。

ブラック企業の実態も詳しく書かれています。

とある会社の営業で数字が取れない時のペナルティーが年末の某テレビ番組そっくりでしたw

まとめ

いろんな要因が絡み合って今の雇用状況になっているのですが、取り敢えず思いついた原因をまとめてみました。

この状況で「正社員になれないのは自己責任」は当事者が思うならまだしも、安全圏内の周囲の人間が非正規雇用の人を責めるのはおかしいことと言えます。

これからはその安全圏内にいる人がいつ転落してもおかしくない状況になりつつあります。

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