山崎蒸溜所で飲み比べ!

日常

-この記事は飲酒の内容を含みます-

 先日、山崎蒸溜所に行ってきました!3年ほど前にウイスキーにハマりいつか蒸溜所見学に行ってみたいと思っていたので予約した2ヶ月前からあと◯日…あと△日…と待ち侘びていました。

山崎蒸溜所のツアーは、ものづくりツアー、ものづくりツアープレステージ、山崎ウイスキー館見学の3つから選べます。ものづくりツアーの2つは抽選。

①ものづくりツアー(80分 3,000円)
 山崎の製造工程を見学できるツアーになっています。香りや温度を全身で感じることができ、山崎の構成原酒の試飲タイムもあります。

②ものづくりツアープレステージ(120分 10,000円)
 ①のものづくりツアーの上位互換です。製造している作業現場も見れるようです。よりリアルを体感できるんでしょう。

③ウイスキー館見学 
 ウイスキー館で山崎蒸溜所と鳥井信治郎の歴史について学ぶことができます。古酒ボトルや映像展示もあります。

 ①・②は日付指定での抽選となっていますが、③のウイスキー館見学は先着順で予約することができます。私が予約した際はものづくりツアーの2つも先着順だったような…?と思いつつも抽選ということは、仕事の時間に左右されず、時間とインターネット回線速度の優劣を考えると参加できる可能性が上がったと言えるかも??

 予約開始5分前にサイトへ、念願の山崎蒸溜所に行くことができるのか!?とワクワクと不安を抱え待機!!
ピンポーン。宅配便の受け取りをしている間に受付5分後!アクセスすると約250人待ち。1時間近く待ち無事サイトへ。土日は満員御礼、平日のウイスキー館見学を無事予約完了しました。

 ものづくりツアーは何番目の待機で予約できるのか…と思っていたところ抽選方式になったため待ち構えることは出来ずとも可能性が生まれるので前世の徳次第ってことですね。

 大阪駅からJR京都線で1本、山崎駅からも歩いて10分程度なので立地は遠いようで良好でした!山崎駅の周りは喫茶店がいくつかありますが、先に胃に食べ物を入れとかないとメインディッシュ??の試飲で激酔いするのでお気をつけあれ

 山崎蒸溜所に着くと目の前にはデカデカと森林に囲まれた山崎の建物とポットスチル。ポットスチルの前には石板がありますので良い記念撮影スポットですね!緑の庭の通路を抜けてウイスキー館に行くことができます。(この山崎の”杜もり”の入り口の門は実際に使われていたポットスチルを再利用されているようです。)

 受付は綺麗なお姉様に名前を伝えるのみで完了します。山崎蒸溜所の数ページに渡るリーフレットと入館証を受け取ります。入館証はシールになっており、記念に持って帰れるのは嬉しいですね!

 今回のウイスキー館見学は1階と2階があり30分、ゆっくりゆっくり見学しても1時間あれば十分満足できます。まず1階の展示コーナーでサントリー創業者鳥井信治郎の異伝とサントリーの歴史を振り返り、モチベーションを上げていきます。ちょうどピークを迎えたころトイレが出てきます。ここで一旦落ち着けますね…。そのフト我に帰ったタイミングで……!!

四方をウイスキー原酒がズラリ!!淡い麦わら色から黄褐色の彩色に囲まれるこの空間は圧巻でした!

 その横には有料試飲コーナーがありますが、誘惑を遠ざけるようにグッと堪えて2階の展示コーナーへ。2階では、品質についての展示を行っています。山崎55年や響、ラベルの和紙へのこだわりまで今まで意識してなかったことを知ることができ、山崎に限らず新しい視点でボトルを見る事ができました。ミズナラの木の展示もあり、実際に匂いを嗅ぐことができます。木から鼻の奥を通り抜けるような香りが…!液体に木の香りがここまで付くのか!というぐらい同じ匂いがしました。ウイスキーは自然の恵みだ…と悟りましたね。

 サクッと2階を見学したあとは、お待ちかねのギフトショップ!!小物から衣類、本、もちろんグラスや山崎ウイスキーの販売もあります。山崎ノンエイジ180mmは1人2本まで、グラスかコースターとマドラーの2種類のセットがあります。

 山崎蒸溜所限定ボトル、山崎蒸溜所限定スパニッシュオークは2つのうち1つを購入できます。山崎蒸溜所限定ボトルはおつまみと紙袋のセットになっており、3500円程度で購入できます。
※山崎蒸溜所限定スパニッシュオークは、スモーキータイプの原酒をスパニッシュオーク樽で熟成させた山崎モルトだけを使用した冷却ろ過をしていないシングルモルトウイスキー。

 爆買いを楽しんだ後は、こちらもまた待望の有料試飲コーナー(テイスティングラウンジ)へ。
 1人3杯(1杯基本30ml)まで試飲することができます。ストレートのみの注文なのでお酒が強くはない私は十分に仕上がることができます。お水も置いてあるので安心!!今回は体感セット2種とニューポットを試飲させていただきました。以下、サントリーのテイスティングノートです。

①山崎12年構成原酒体感セット
(Alc.50% 各10ml 1,500円)
1.山崎12年
 ホワイトオーク樽熟成原酒由来の甘いバニラ香と熟した果実香が特徴。シェリー樽原酒とジャパニーズオークのミズナラ樽原酒が潜む。
 色:琥珀色
 香り:熟した柿、桃、バニラ
 味:奥行きのある甘味、厚みのある味わい
 フィニッシュ:甘いバニラ、樽香、心地よく長い余韻

2.山崎12年(構成原酒)スパニッシュオーク樽
 甘くフルーティーで香味総量が豊か。
 ほろ苦さ、余韻が長い
 ドライフルーツ(レーズン、イチジク)

3.山崎12年(構成原酒)ミズナラ樽
 甘さと独特の樽香、複雑な余韻
 香木の香り、長い余韻
 ミルクキャラメル、クリーミー

②山崎ブランド体感セット
(Alc.43% 各10ml 1,600円) 
1.山崎
 やわらかく華やかな香りに潜むイチゴのような香りはワイン樽熟成モルト原酒がもたし、甘く煌めくような、なめらかな広がりはミズナラ樽熟成モルト原酒が加わることによって生まれる。
 色:赤みがかった明るい琥珀色
 香り:苺、さくらんぼ
 味:蜂蜜、なめらかな口あたり、広がりを感じる甘み
 フィニッシュ:甘いバニラ、シナモン、綺麗で心地よい余韻

2.山崎12年

3.山崎18年
 シェリー樽熟成由来の甘いドライフルーツや香ばしいチョコレートの香りが印象的。ミズナラ樽の長期熟成原酒も潜む熟成感と奥行きのある味わい。
 色:赤みがかった琥珀色
 香り:レーズン、杏、チョコレート
 味:蜂蜜のような甘さ、甘酸っぱさ、スパイシー
 フィニッシュ:熟した果実香、甘酸っぱさ、長く深い余韻

③山崎蒸溜所ニューポット
(Alc.58% 10ml 100円) 
 複数の酵母を使用してつくられた、出来立てのモルトウイスキー。華やかなエステリーとモルティーな香りが力強く香り、奥深く繊細でありながらクリーンさを保っています。

 ニューポットを合わせて6種類の山崎を並べ飲み比べ嗅ぎ比べ。全部別物でしたが、「もしかして…兄弟??」というな面影がありますね。手に届かない山崎18年の熟成感と香りの広がりは思い出したくても思い出せない(笑)。ただこれは美味しい……!定期的に摂取したいと思ったことは覚えてます!しかし手に届かない一品をこの価格で楽しめるのはありがたいお話し。
 ニューポットは舌と鼻のレベル不足か、いろはす高濃度アルコールに感じました。わざわざ樽で時間をかけて熟成して飲むものを、そのままで飲まないわけだ。でもこれが、美味しい山崎ウイスキーになるのか…と妄想が膨らむひと時。

 初めての同じ銘柄のウイスキー飲み比べは良い経験を低価格でさせてもらえる、充実した1日となりましたとさ。

 もちろん帰宅後も楽しみましたが。次はものづくりツアーにも、他の蒸溜所にも行きたい\(^o^)/

山崎蒸留所のサイトもぜひ確認してみてくださいねー!
サントリー山崎蒸溜所(大阪府)|ウイスキー蒸溜所見学 (suntory.co.jp)

コメント