弓道〜ポジションごとの役割〜

弓道~悩みを解決~
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「弓道にポジション??
」「立ち位置で意味ある??」
「早く・ゆっくり引きたい…」

 どのスポーツでも(完全)個人競技でない限り、大抵ポジションがあります。弓道にも実はポジションというのがるんです。また、役割も決まってます。

①弓道のポジション
②性格に合ったポジション
③調子に合ったポジション

①弓道のポジション
 3人立(チーム)は「大前・中・落」、5人立(チーム)は「大前・二的・中・落前・落」というポジションがあります。結果として3人・5人が全て的中できるにこしたことはありませんが、外す矢がる前提で役割が決まっています。


 大前:1本目を的中させてチームのスタートダッシュを作る。落が的中させた時には、流れを継続させる。落が的中できなかったときには、新しく流れをつくる。また、視野を広くできると試合中にチームの的中が著しく(いちじるしく:とても)的中が低い時には、”間”を作って流れを変える役目があります。
 二的:大前の的中に続いて的中させ、流れをより強くさせます。また、大前が的中できなかった時には的中させ、流れを作り直します
 中:二的の的中に続いて的中させ、流れをより強くさせます。また、二的が的中できなかった時には的中させ、流れを作り直します。
 落前:大前(又は中)の的中に続いて的中させ、流れをより強くさせます。また、大前(又は中)が的中できなかった時には的中させ、流れを作り直します
 落:落前(又は中)の的中に続いて的中させ、流れをより強くさせます。また、落前(又は中)が的中できなかった時には的中させ、流れを作り直します。また、最後の矢を的中させることで、締めくくりの役割があります。

 的中率の高い人が大前と落のポジションになることが多いばっかりに、間に立つ人の役割が軽視されがちですが、全体の流れを作るには間の役目が非常に大切です。


②性格に合ったポジション

 的中率の高い人が大前と落に立つことが多いと話しましたが、性格によっても合う合わないがあります。
 マイペース又はせっかちな人:大前
  →大前は引くテンポを作りやすい位置のためマイペースな人にもぴったりです。落に立つとどうしても待つ時間があるため、変に考え込んで練習通りに弓を引けなくなる人も多いです。一方で、せっかちでも考える必要のあることが多い場合は、後ろに立つ方がいい時もあります。
 気楽に引きたい人:二的~落前
 もちろん間に立つ人の役割は非常に大切ですが、大前と落に仲間が立っており、役割としては少ないため、比較的プレッシャーの少ないポジションです。
 ゆったり引きたい人:落は前の人達が引く時間を待つ必要があるため、考えながら引く時間が多くあります。ゆったりと引きたい人にぴったりです。人に合わせることが得意な人にもいいです。

性格や状況に合わせてポジションを決めることで、より練習の成果が出やすくなりますので、参考にしてみてくださいね!


③調子に合ったポジション

 普段大前の人でも調子を崩している場合は考える時間が必要です。そういった場合は、二的~落に立ち位置を後ろにすることで時間を稼ぐこともできます。また、普段は中の人でも気持ちの浮き沈みの状況次第では、大前や落がピタッとはまることもあります。

まとめ
①ポジションごとの重要性を知ろう!
②性格にあったポジションで試合中に改善する時間を作ろう!
③調子によって実力を発揮できるポジションに立とう!

 どのポジションも非常に大切ですが、”時間”を作ることは大切です。日頃の生活でも”時間を作る”ことは大切ですね!!
 チームが入れ替わってもチームメンバーや指導者と相談してポジションを決めることは非常に大切です。でも、個人戦のみの試合ではどこの立ち位置にも立つ可能性があるので、どこにいても臨機応変な対応ができるよう自信をもって弓道を楽しんでほしいと思います。

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