「弓手の親指に矢が擦れて痛い」
「左腕、顔の頬や耳をはらって痛い」
弓の強弱に関係なく瞬時に激痛が走るこの辛さは、弓道をしている人だと経験がある人は多いと思います。今回は弓を引くのが怖くなるこの痛さを突き止めていきましょう!!
他に痛むところがあればこちらも見てくださいね!「弓道~身体の痛みをなくす方法①~」
①弓手親指の矢の擦れ
②弦による腕の払(はら)い
③弦による顔の払(はら)い
①弓手親指の矢の擦れ
矢の発射と同時に、親指と矢が擦れて皮が剥けることで痛みがでます。次の矢がそこを通ることを想像すると激痛です…。
原因:弓の握りすぎで、親の骨が上に上がること。
対策:弓手の手の内は卵が割れないように持つと表現するように、手の内は無駄な力を使わず、親指は真っ直ぐ伸ばしましょう。(第一関節を伸ばすのが難しい人も、第二関節は伸ばしましょう)
「手の内の作り方はこちら」
②弦による腕の払(はら)い
引っ張られている弦が弓に戻る軌道の中に腕がある時に、弦が腕にあたり痛いっ!となります。弓返りがするようになれば払う確率はかなり減りますが、通常弓返りしなくても払いません。
原因:弓返りがしなくても通常90°の弓返りはするはず。手の内の緩みにより0°になり払う。
対策1:手の内の作り方を意識して、残心(身)まで形を崩さないようにする。
対策2:会→離れで一瞬の”間”を作らず、(馬手が緩まないように)離れる。離れで緩む原因は別記事にします。
③弦による顔の払(はら)い
根本の原因と対策は「②弦による腕の払(はら)い」と同じです。これを意識した上で、顔を払う特有の対策を追加で見ていきましょう。
原因:腕を払う原因と同じで弦の軌道に顔が入ることが理由です。
対策:猫背(スナイパーみたいに覗き込んでる)の場合は、背筋を真っ直ぐして、頭を起こしましょう。
「三重十文字を意識しましょう!」
まとめ
①親指第二関節を伸ばして、離れで押し切る!
②手の内と引き量を意識して、緩まないようにしよう!!
③弦が戻る軌道に腕や顔が入らないようにしよう!
離れると痛いかもしれない…と思うと、弓を引くことが嫌になります。上達すれば払わなくなっていきますが、上達する前の話しですね!!
痛みを感じるポイントは先に克服して、日々の弓道を楽しむ環境作りをしよう!!
コメント