射法八節のコツ⑥~会~

弓道~射法八節~

「会の5秒間って何してるの??」
「離れるタイミングが分からない!」

外から見ていると一見”謎”の多い時間であるのが”会”です。
でも射法八節であるからには、やっぱりこの時間も大切です。
(「足踏み」「胴造り」「弓構え」「打起し」「引分け」)

①会は最後のまとめの時間
②的中に向けて最後のひと頑張り!
会と離れはつながっている

それでは、見ていきます!!
①会は最後のまとめの時間

 大三では射の完成に向けて最後の改善をしてきたと思いますが、引分けで失敗したり、改善しきれなったポイントを探り、修正します。具体的な改善方法については、今後記事にしていますが、基本的には上下左右のバランスで考えます
 例えば、馬手(右手)が背中の方向に強く引っ張り過ぎていると思います、このままでは右側が強くなってしまうので、狙いは必然的に前になってしまいます。改善策としては、弓手(左手)を強く押す・馬手(右手)を弱くすることが考えられます。
 このバランスは感覚を気にしつつ動画を撮って自己理解することが大切です。撮った動画を友人と一緒に見てみるのもいいですね。


②的中に向けて最後のひと頑張り!

 大三(押大目引三分一)で30%、『引きけ』で会によるほど100%の力に近づけて弓を押していく話をしました。会では、120%に向けて頑張りましょう。このとき、”押した分だけ引く”を忘れないでくださいね!ぐ~~んの両肩を伸ばすイメージで押し引きしていきましょう!

③会と離れはつながっている
 射法八節では”会”の次に”離れ”と節が分かれています。が、会の延長に”離れ”があると考えてください。会で120%の力→離れで0%の力ではなく、離れで弓の抵抗がなくなった結果150%の力を使うことができたというイメージで会の時間を過ごしましょう。

まとめ
①的中するには、上下左右のバランスで考える!
②最後まで押し切る!
③会は単体ではなく、離れとセット

矢が放たれる直前の動作まできましたが、的中しそうでしょうか?また綺麗な残心(身)のイメージはできていますか?
次回からの離れと残心(身)は、次の一射へつながるポイントを含めて考えていきます。
(「足踏み」「胴造り」「弓構え」「打起し」「引分け」「」「離れ」「残心(身)」)

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